退職したら健康保険はどうなるの
働いているときは、健康保険について「特に、気に留めていなかった」という方が多い
のではないでしょうか? それもそのはず、入社したら会社が「健康保険被保険者証」
(保険証)を用意してくれ、病気になったときは病院の窓口に保険証を出して受診する
しかし、会社を辞めると、自分で手続きをしない限り無保険状態になってしまいます。つまり
病院に行っても保険証がないので、100%自費で医療費を支払わねばならないのです。これでは
困ってしまいます。
そうした事態に陥らないためにも、退職後にどのような選択肢があるのか、考えてみましょう。
会社を退職後、すぐに再就職先の健康保険に加入しない限り、次の3つからいずれか一つの
選択肢を選ぶことになります。
(1)退職前の会社の健康保険に引き続き加入する(任意継続被保険者になる)
(2)お住まいの市区町村の国民健康保険に加入する
(3)家族の扶養となり、家族が加入する健康保険の被扶養者になる
任意継続をするなら、退職後早急に手続きを
任意継続被保険者になるには、退職前に継続して健康保険の被保険者期間が2カ月以上
あることが条件となります。しかも、退職日翌日から20日以内にご自身で手続きをする必要
があります。詳しい手続きはお住まいの協会けんぽ支部(健康保険組合加入者の場合は各健康保険組合)
で相談してください。
健康保険料は、在籍時は会社が半額を負担してくれていましたが、退職すると会社が負担していた分
と合わせて全額自己負担となるため、必然的に保険料は上がってしまいます。
無知ではと思う今日この頃