日々、真面目に取り組む仕事。些細なミスもないように気をつけているだろうが、時にはちょっとした「見落とし」や「物忘れ」で思いがけないうっかり ミスをすることもあるだろう。では世のビジネスマンたちは、どんな「間違い」を犯したことがあるのか。20~30代の男性会社員200人に「人の名前の呼 び間違い」「メールの宛先の入力間違い」「打ち合わせの日程・時間の間違い」について調査した。
■「人の名前」呼び間違いしたことある?
・ある 27.5%
・ない 72.5%
3割弱が「ある」と回答。ビジネスマンにとって、人の名前を覚えるというのは永遠の課題でもあるが、しっかりと覚えられずに間違ってしまうケースもあるようだ。実際に呼び間違いをしてしまった人にエピソードを聞いた。
「飲み会で自己紹介したのに、30分後に話した時に名前を間違えた」(29歳)
「人の名前をしょっちゅう忘れる。名前と顔がなかなか一致しない」(31歳)
「人を呼ぶときに間違えて呼んだので違う人がやってきたこと」(33歳)
「会話途中で気付いたが、そのままでいた」(33歳)
「上司の名前を間違った」(37歳)
間違って呼んでしまったケースはもちろん、「名前が思い出せなくて、『あのー、そのー』のような感じで話しかけてしまった」(39歳)など、事前に“回避”している人も多数。
さて、次に尋ねたのは、「メールの宛先」。ビジネスマンなら毎日使うツールであるがゆえに、間違いも頻発していそうだ。実態を聞いた。
■「メールの宛先」入力間違いしたことある?
ある 21.5%
ない 78.5%
人の名前よりもやや少なくなったが、それでも2割超え。アドレス(アルファベット)の聞き間違い、CCとBCCの間違い、単純な送り先間違いなど様々なケースが考えられる。具体的なコメントを聞いてみよう。
「気になる女の子にメールを送っていたら男の先輩にメールしてしまっていた」(27歳)
「メアドを打ち間違えて届かず結局電話」(29歳)
「正しい相手からいつまで経ってもメールが来ないと苦情が来た」(30歳)
「同僚に送るメールを上司に送ってしまった。内容は上司の悪口」(37歳)
「宛先を間違えて、違うお客様に連絡がいってしまったことがあります」(38歳)
「BCC欄に入れるべきアドレスを間違ってCC欄に入れてしまった」(38歳)
上記のほか、多かったのは「同じ名字の人全員に送ってしまった」(31歳)、「同じ姓で別の人によく送ってしまう」(34歳)など名字にまつわる間違い。一部の名前を入れるだけで履歴から候補を挙げてくれる便利さが招いてしまう間違いもあるようだ。
最後は打ち合わせの日程・時間にまつわる調査。ビジネスマンなら一度はありそうだが、アンケート結果はどう出たのか。
■「打ち合わせの日程・時間」を間違ったことある?
ある 12.0%
ない 88.0%
上記2つの項目よりさらに減って、「ある」が12.0%。ほとんどのビジネスマンはきちんと打ち合わせに出席しているようだ。「ある」と答えた人のエピソードを聞いてみよう。
「時間が一時間ずれていたのを忘れていた」(24歳)
「打ち合わせの日程時間を間違え上司に怒られた」(30歳)
「お客さんを呼んでおいて、自分は外出していた」(33歳)
「行ったら、誰もいなかった」(34歳)
「曜日をまちがえて会議室で待ってたら違う人が来て恥ずかしい思いをした」(37歳)
「手帳ではなくメモ用紙に打ち合わせの時間を書いていて、メモをなくして時間を忘れてしまい勘で打ち合わせ時間に行ったら違った」(37歳)
もしかしたら、自分は間違えたことはなくても、“間違えられた”ことはある、という人は少なくないはず。膨大な業務をこなし続ける限り、いつ自分がミスす る側にまわるかわからないもの。もし今後「やってしまった」としてもうっかり間違いをうまくリカバリーするのもビジネスマンの腕の見せどころだ。…ま、ミ スはないのが一番ですが。