戦後、日本は連合軍によって統治されていました。当時日本は敗戦国であり
ほぼアメリカの植民地のような状態でした。アメリカの海軍大将アーレイバーク大将も
GHQほ一人として日本に滞在していました。彼は親族を日本軍に殺されており相当な
日本人嫌いでした。そんな彼が滞在していたホテルでのことです。彼はフロントに対して
「殺風景な部屋だ!」と文句を言っていたそうです。その翌日から彼の部屋に花が飾られるようになりました。
バーク大将は驚き、フロントに「誰がやっているんだ!」と問いただしましたが、わからず仕舞い。
でも毎日花は増えていきました。ある日、そうしているのがお部屋担当の女性だったことがわかり
バーク大将は「あなたの働きに私は報酬を支払わなければならない」と申し出たのですが
その女性は「これはおもてなしのためにしたことです。報酬をいただきたくてしたことではありませんので
いただくわけには参りません。」と答えたそうです。それからバーク大将は日本人に対する見方を変え
海上自衛隊の創建に尽力することになります。そして天皇陛下から勲章を与えられ、なくなっったときに
一緒に葬られたのはアメリカ海軍から与えられた多くの勲章ではなく、その天皇陛下から与えられた
勲章だけだったそうです。
サービスは見返りを求めたものである場合は人の心に響きません。見返りを求めるのではなく、
心からおもてなしをすることがサービスです。そんなサービスをしている人には自然とお金が回ってくるのです。
日本人独特の「おもてなし」の心を大事にしたいですね!