1. 具体的な目標を設定し、仕事を進捗させる
上司の最も重要な責務のひとつは、仕事を進捗させることです。人は仕事を終えた時や目標を達成した時、大きな喜びを感じ、強い高揚感を覚えます。
では仕事を進捗させるために上司がすべきことは何か?答えはいくつかありますが、とりわけ重要なことは具体的な目標を設定することです。
目指すべき目標と、その仕事が重要であるという理由をはっきりさせておくことで、部下の仕事のペースを上げることができます。逆に仕事がはかどらないケースとしては、目標が曖昧でわかりにくかったり、無計画に目標を変更したりという場合が多いと言えます。
2. 部下を人間として尊重する
仕事の進捗と同様に上司が重んじるべきこととして、部下を人間として尊重することが挙げられます。企業という組織で働くうえで、人間関係が及ぼす影響は軽視できません。
例えば、上司や同僚が協力的かつ協調的で、新しいアイデアを歓迎する雰囲気の職場では創造性が高まります。さらに、職場の人間関係をポジティブに捉えている社員は、生産性や仕事への意欲、チームワークへの貢献などで高いパフォーマンスを発揮する傾向にあるのです。
感情や認識によってモチベーションが変化することは不思議なことではありません。上司が正当な評価や姿勢を示すことで、部下は進んで仕事を引き受け、大きなエネルギーを傾けるはずです。
3. 可愛らしい要素を持っている
上司という立場にあれば、シリアスな正論を部下に諭さなければならない場面も少なからずあるでしょう。そんなときに、可愛らしい要素を持った人であれば、ただ怖いイメージしかない上司よりも、部下は余計なプレッシャーを感じずに言葉を受け入れやすいはずです。
また、ユニークで可愛らしいキャラクターは人を惹きつけたり、癒したりもするので、自然と人が集まり、コミュニケーションを円滑に進めることができます。部下に信頼される上司を目指すのであれば、普段から仕事の話だけではなく、プライベートな趣味の話をするなど、自分の魅力を部下にアピールすることも必要と言えるでしょう。