次に勤める会社から内定をもらい、今所属している会社を退職することを決めたら、まず行わなければならないのが「退職の報告」。ここを自分中心で進めてしまっては、良い結果は生まれないのだとか。退職の意思を伝える前に守るべきポイントが3つあります。
1.心の準備をしっかりと
「一番大切なポイントは、退職の意志を曲げず、どう伝えるかを準備すること。タイミングは待っているだけではやってこないので、自身で報告するそのときを決めて、強い意志を持った上で伝えることが重要です。そして、報告する前に現在担当している仕事の棚卸しと、誰にいつどのように引き継ぐかもイメージしておきましょう」
2.伝えるタイミングは3カ月前がベスト
「退職を伝えるのは早ければ早いほうがいいですが、余裕を持って3カ月前ごろに伝えることが理想だといえるでしょう。会社によっては退職届の提出時期などが規則で決まっているところもあるので、就業規則をしっかりとチェックすることも必要です」
3.上司か人事担当者から伝える
「仲がいいからと、上司ではなく同僚などに先に退職の件を言いふらすのはNGです。退職の報告は、どのタイミングで誰から伝えるかが重要なポイント。上司と人事の両方と相談して、周囲に対しては徐々に公にしていきましょう。
上司には対面で伝えるべきですので、心構えをしてもらうためにも『30分ほど面談の機会をいただけますか』などと口頭かメールで時間を確保してもらうようお願いするのも手です」