何年も前から…相変わらずきな臭い中東情勢ですが、根本にあるのは「宗教観」の対立軸であります。
歴史を紐解けば、人類の歴史は「争い」の歴史でもあります。
日本も例外ではありません。
太古の昔~戦国後期は要は「土地」「領土」の奪い合い。
それがひと段落すると…「イデオロギー」の争い。
そして「宗教」の争いとなります。
日本では「宗教」での争いはなかったかのように思われるかも知れませが、明治・大正・昭和初期にかけて乱立した「新興宗教」団体のいくつかが、時の政府の逆鱗に触れ、弾圧を受け…国教である「神道」系の教義の元に収まった過去があります。
ではなぜ人は「争う」のでしょうか?
特に現代のようにSNS等が発達して、過去と比べれば飛躍的に色々な文化や国境をこえてコミュニケート出来るはずです。
にも関わらず、争いは絶えません。
理由の一つに「軍需産業」の存在があるのは紛れも無い事実です。
現在各地でテロを起こしている「IS」の兵器の殆どがロシア製のものだそうです。
無論それに対抗する勢力の裏には「アメリカ」の存在がありますので、当然「アメリカ」も軍需産業で一儲けしているわけです。
そう考えますと、現代の争いは「宗教」に格好つけた「軍需産業」の利益追求の構図が見えてきます。
争いは無いに越したことはありませんが、どこか腑に落ちないのは私だけでしょうか。