風俗店のスタッフになる。店長さんを目指す。ドライバーとして働く……。
そのためには、お店で面接を受けて採用してもらわなければいけませんが、一体どのような人が採用基準を満たしていると判断されるのでしょうか?
まず募集要項の中の「応募資格」を見ると、採用基準を満たすための最低限の基準を知ることができます。
「未経験者歓迎」「学歴不問」「職歴不問」という文字がまず目に入ります。
どんな経歴を持つ人であれ、この求人には応募できるということです。普通の会社やお店の募集要項では「不問」ではすまないだろうと思われるものが、すべて不問となっているのです。
「18歳以上」とあるのが唯一応募者を限定する文言となっています。
18歳以上の大人であれば、誰もが同じチャンスを手にできるのです。
そこから急成長するかジワジワと階段をのぼっていくか、いずれにせよ個々の努力次第で希望するポストをつかみ取ることも可能です。
風俗業界は実力社会
風俗業界は個々の才能や成績がモノを言う実力社会です。
斬新なアイディアを持ち、どのような人とも笑顔でコミュニケーションを取ることができるスキルがあって、ハングリー精神を持っている人……風俗店の仕事で必要なのは学校の成績や肩書ではなく、その人自身が持つ魅力なのです。
そういうわけで、風俗店の採用基準は学歴や職歴を問わず、経験の有無を問いません。
また、年齢不問で男性を募集しているお店も少なくありません。
世の中には、才能や実力があるのにそれをうまく生かしきれずに、失敗してしまう人もいます。
ささいなことで会社のリストラの対象にされてしまったり、思うように昇進ができなかったり……。
風俗業界は、そういった方々が再び活躍の場を獲得できる業界でもあります。
40~50代で元の会社を離れ、風俗店のスタッフとして再スタートを切るという方は多く、その受け皿となっているお店もたくさんありますし、そうしたお店で活躍して元の会社以上の給料を今では得ているという方も珍しくないのです。
便利な普通自動車免許
学歴もなく、職歴もなく、無資格であっても、面接の結果「光るもの」を面接担当のスタッフさんに見いだしてもらい、採用されて、実際に活躍し始める…そんな男性も中にはいらっしゃるでしょうが、さすがになかなかまれな話だといえます。
面接のとき、学歴や職歴、経験の有無は問われませんが、「普通自動車免許は持っていますか」と聞かれることはあります。
またお店によっては、デリヘルドライバーの求人ではなく店舗の受付スタッフや店長候補の求人でも、年齢に関する応募資格(18歳以上)のほかに、「要普通免許」と記しているところがあります。
風俗ではどんな過去を持つ人でも採用の可能性がありますが、車を運転する資格やスキルを持っているだけで、採用の可能性は飛躍的に向上します。
なぜ受付スタッフや店長に運転免許が求められるのかというと、場合によってはまさにドライバーの代わりに、車を運転しなければならないことがあるからです。ドライバーの代わりに女の子の送迎を引き受けたり、出張面接(女の子の指定した場所での面接)のために車を運転して行ったりと、あると便利なのが普通自動車免許なのです。