30代で1000万円も貯金できた人は一体何をして貯められたのか?
《今、貯金できていない人の方が多い?》
高校や大学を卒業して正社員となれば、会社が倒産したりリストラされたりしない限り、仕事内容や勤め先にもよりますが、平均して毎月20万円近くの給料を安定してもらっていることでしょう。
そこから順調に昇給すれば30代で手取30万円近くを得るキャリアプランも不可能ではありません。しかし、ついついそれだけで安心してしまって、貯金できていない人はいませんか。
実家暮らしの内にいかに貯められるか
実家で暮らしている場合と一人暮らしをしている場合ではその給料の使い道は大きく変わります。一人暮らしをすると、家賃や光熱費、通信費の支払い、生活費など全部自分で賄う必要があるからです。
一人暮らしで高い家賃のところに住んだり、自分の車を持っていたりすれば毎月必ず支払われる固定費の割合が多くなり、たとえ生活費を切り詰めても、なかなか貯金にまでお金が回らないということも多いでしょう。
その点、実家暮らしで親と一緒に暮らしているのなら、自分の生活費や実家に入れるお金に給料の半分支払ったとしても、残りは自分の小遣いになるので、貯金に回せる金額は増えます。
だから独身で社会人の場合、一人暮らしと実家暮らしでは支出の面で大きな差が出るのです。
《夫婦で共働きは、貯金にかなり希望が持てる》
30代になれば社会人になって10年前後経っており、また事情が変わってきます。貯金をしていた人もしていなかった人も、結婚という節目を迎える人が出てきます。
男性の場合は特に結婚をすると給料は家族のためのものとなり、自分が自由に使えるお金は少なくなります。
また家族が増えることで、より広い家に引っ越したりしますし、光熱費、食費が少しずつ増えるので、なかなかお金が残らないことも多いです。
それでも、結婚相手の女性がやりくりが上手だったり、「5年後にマイホームを建てる」といった2人の夢や目標やライフプランがある場合はお金も貯まりやすくなります。
《貯金できる人とできない人》
「目標も持ってお金を貯める」のは分かりますが、独身であろうが結婚をしてようが、お金を貯めることができる人とそうでない人がいることは事実です。
浪費癖があったり、趣味にお金を使いすぎたりしていると、たとえ独身で実家暮らしでも、年収がある程度あっても、男性・女性問わずお金は貯まりません。
また、将来のことを特に気にせずに、現在の楽しみのためだけに過ごしていると、お金を貯めるという気持ちはなかなか出てこないものです。
普通に生活をしていると、さまざまな出費があります。出費がかさんで貯蓄にまで手が回らないという人もいるはずです。1000万円以上の貯蓄を30代までにできる人とは、どこで差が付いてしまうのでしょうか。
《自信のない人は自動積み立てで貯金を》
コツコツと貯蓄額を増やすコツは、お金を使って残った額を貯金するのではなく、銀行の定期預金の自動積立を使って毎月決まった額を先取り貯金することです。支出に使える金額をあらかじめ決めておかないと、ついつい使ってしまい、なかなか貯蓄が増えないということになりがちだからです。
そうして貯めて余裕が出てきたら投資による資産運用に挑戦してみるとよいでしょう。投資はハイリスクハイリターンのものではなく、ローリスクローリターンのもので確実に増やすのをお勧めします。
収入が少ないという人でも、まずは地道な貯金から。そして余裕が出てきたら投資にチャレンジしてみるというのが、30歳までに1000万円を貯めるコツということになります。
間違っても、いきなり給料の大半を投資につぎ込むということはないようにしてください。