何か失敗をした時、思わず色々とそこに至った要因を探したくなるものです。
勿論、反省をし、分析を行い、その結果に対しての対策を立てるのがビジネスマンとしての流儀です。
しかし、意外とそうでも無い方も…チラホラ。
ただただ、失敗した「要因」だけを挙げ連ねて…「◯◯で無かったら」と仮説の話ししかしない人には要注意です。
そこには「反省」もなければ、それに伴う「真摯な態度」もありません。
もちろん、人間誰しも…困難な道に自ら進んで行くのは「辛い」ことです。ですが、その経験がなければ成長もありません。
失敗は成長へのチャンスなのです。
何かのせいにするのは簡単です。
そして、時として「人」は、「組織」は無意識だったり意識的に…もっと巧妙であれば「意図的」に問題のすり替えを行います。
例えば…とある仏教系の新興宗教。念仏を毎日唱え、信仰心と言う名目での献金。
プライベートや会社での失敗、挫折があると彼らはこう言います
「アナタの信仰心が足りなかったんです」
完全な問題のすり替え。
失敗や挫折の反省や対策を促すのではなく、問題点を「信仰」にすり替えるのです。
冷静にこうやって表現すると…そんなの信じる理由ないじゃないか! と思われるでしょうが…人間の心は案外弱いもの。当然「楽な方」へと流れるのです。
失敗や挫折に「正面」から向き合うのではなく、「信仰」へと転換してしまう。
非常に安易で安っぽい考え。
あなたも…そんな風になっていませんか?
確かに…私共が携わる業界は「天気」「お客様の懐具合」「お客様の欲求」と、コチラからでは全くコントロール不可能な要因に大きく売上を左右されます。
それでも、不確定要素に対して…ゲリライベントの告知、メールマガジンでの販促等…即座に対応出来る手段はいくらでもあります。
他店様と同じ事をしていては「目立てない」のは当たり前。
何かのせいにするのではなく、やり尽くした先に…新たな成長、発見は必ずあるはずです。