何事においても言えることですが、「辞める」ことは、かなりマイナスのイメージがあります。「辞める」という言葉の裏に、「飽きやすい」「忍耐強くない」「責任感がない」等の良くないイメージがあると思います。でも私は、「辞める」ことは必ずしもマイナスなことだけではないと思います。考えて考えて自分にとって(周りにとっ ても)最適な選択だと思ったときは、「辞める」ことは望ましいことだと思います。
やりたいことができないとか、会社の給料や制度が他の友達より少ないとか、そういった理由だったらもう少し考えた方が良いと思いますけど、「辞めた方が良いって、感覚的に思った」なら、辞めて良いと思います。(そのとき論理的に説明できなくても、何かしらの理由が必ずそこにはあるからです。)
ただ、もちろん、自分1人で考えるだけでなくて、色々な価値観を持った人に相談することは大切です。親はもちろん、友人、そして、職場の先輩や上司、同期など色々な人の意見を真摯に聞いて、それでも辞めた方が良いと判断した場合、辞めて正解です。その”辞める”はプラスのイメージの”始める”に必ずつながります。
私の場合は、親や友人、同期、先輩などとちゃんと話して、退職しました。どの人も辞めることに賛成してくれました。話すことで、続けるメリットやデメリットも整理されてくると思いますが、一度その両面を紙に出して、客観的に見てみるのもおすすめです。
それで、今の会社で続けようと思えば、それはそれで良いと思います。一番良くないと思うのが、漠然と辞めたいと思って、惰性で仕事を続けてしまう ことだと思います。辞めたいという想いを、無理して自分の中で留める必要は無いと思います。ネガティブな想いはずっと自分の中に入れておくと、連休中、た だ現実逃避して遊んでいても、休暇後、会社に非常に出社しづらくなって、いわゆる五月病にかかっちゃうと思います。
ちょっとでも、今の会社を辞めたいと考えている方は、大型連休などを使って、1日だけでも、仕事について考えてみても良いかと思います。
ただ、悶々と考えるのではなくて、友人と話したり、もしくは、本屋に行って、仕事やそういった関係の本を読むとか、映画を見ることでも、考えるチャンスはあると思います。是非活動しながら考えることをお勧めします。