先日父親を亡くしたことは申し上げたとおりですが、意識をなくして約1ヶ月の間
父はたくさんのことを私に教えてくれました。意識をなくし脳が上手く機能していなくても
実は耳は最後まで聞こえているそうです。だから看護師の方達は必ず声をかけるのですが
おそらく肉親の私の声も聞こえていたのでしょう。父は最期を悟って何かを残そうとして
いたように思えました。もともと3、4回は死んでいてもおかしくは無かった身体でした。
医師の方からはここまでのカルテはまず見たことが無いとまで言わせたくらいです。
不死身だと思っていた父が最期に伝えようとしたことは
生きる為に戦うこと
でした。病変が急変して意識をなくして1ヶ月。医師からは3日持つかどうかといわれていました。
でも一生懸命戦って1ヶ月頑張りました。そして私の誕生日と妹の誕生日に関する数字の日に
逝きました。意識はなくとも見えなくても目を開こうとしていたり自発呼吸すら上手くできないのに
必死で呼吸していました。壮絶な戦いでした。首からチューブをいれ人工呼吸器に繋がれながら
必死で戦っていました。今でもその姿は誇らしく思います。そうなんです。生きるって必死でなければ
駄目なんですよ!必死で生きているからこそ人の痛みが分かり優しくもなれるし逆に助けて
くれる人がいるんです。コロナ渦の今、人間は生存の危機にあるのかもしれません。でも必死に
戦えば必ず勝てます。父は及ばなかったですが戦うことが必要なんです。必ず何か貴方に
力になる言葉や人が必ずいます。戦いましょう!
因みに私の力になっている言葉は救急車で運ばれたときに父が隊員の人に対して言った私が
聞いた最後の父の声
ありがとさん・・・