嫌いな人なんていない。そんな人いるのでしょうか?
いたとしてもごく少数ではないでしょう。
しかし、あたかも嫌いな人がいないように振舞うことはできるんです。
たとえどんな嫌いな上司や先輩だろうと、上手く付き合っている人って周囲にいませんか?
社会人にとっては非常に大切な能力です。
そういう人ってどういうことをしているのでしょうか。
今回はそういった人たちが、実践していることを紹介してみます。
①自分と話していない時の話を聞く。
自分以外の人と話している時こそ、上司や先輩がどういう人かを知るチャンス。
どんなことに対して、怒りやすいか。
どういう仕事のやり方が好きなのか。
そうすることによって、自分がどのように動けばいいかが見えてきます。
また、上司があなたに対して怒る場合、そんなこと聞いたこともないし理不尽だなんてことを思ったことをありませんか?
これは多くの人にとって上司を嫌いになる原因だと思います。
しかし、上司の立場になって考えてみましょう。
あなたにとっては初めて怒られる内容かもしれませんが、上司にとっては他の人に何度も言ってきた内容かもしれない。
何度も言っている結果、最初は穏やかだったけれど、徐々に感情的になってきてしまっているのかもしれません。
特に上司が他の人に怒っている時は耳を傾け、自分はやらないように気をつけましょう。
②相手の立場を理解する。
嫌いな上司、先輩のアンケート結果1位の気まぐれで意見が変わる、指示が変わるという点。
それは一個人の性格によるものでしょうか。
もちろんそういう場合が多々あります。
しかし、その立場上仕方なくっていう場合も多くあります。
部下の立場だと、なかなか上司の責任の重さであるとか、仕事内容だとかは見えないことが多いですが。
上司もおそらく辛いのです。
これを理解すれば、不満もまあしょうがないかくらいに思えてきます。
また、相手の立場にとって不利益であることをせずに済むようにもなりますね。
③報告の頻度、タイミングは人によって変える
報告、連絡、相談。
社会人にとって、必須であると教えられませんでしたか?
とても大事なことですが、できない人もいますね。
一方で、これをやりまくってもだめです。
人によって、どこまでの情報を報告してほしいか、どんなタイミングで報告してほしいかって全然違いますよね。
細かな情報まで把握したい人、大まかな情報でいい人。
しっかり人にあわせて報告の量、質、タイミングを見極めましょう。
④過度な期待をしない
嫌いな上司、嫌いな先輩でよく聞くのが、部下や後輩を守ってもくれないということ。
そもそも守られようなんていう甘い考え捨ててみましょう。
上司だって人間。怒られるのは嫌なんです。
守るということは、自ら盾になるということ。
それができる人のほうがなかなかいませんよ。
ちょっと重たいことがあるとすぐに上司を頼るのではなく、
まず自力でなんとかするということを意識しましょう。
上司だってめんどくさいことや、嫌ながあるとすぐに頼ってくる人間より、独力で何とかしてくれる部下のほうが絶対に気に入ります。
⑤最低限の礼儀は必要。それ以上は人次第。
会社員として、上下関係がある中での最低限の礼儀は絶対に必要。
これは当たり前のことです。
ただ、過度にやりすぎていませんか?
人によって、
ガチガチの敬語で、しっかりとした上下関係がわかる方が好きな人もいますが、
軽めの敬語で、フレンドリーに話す人を好む場合もあります。
やりすぎると、相手に不快感を与えてしまいますが、
相手の性格を理解し、それにあわせて適度に使いこなすことによって、
気に入られるようになってくるはずです。