リオ・オリンピックが終わります。
今回ほど見処が多かったのは
過去のオリンピックにはないかも知れません。
これは次回の『東京オリンピック』開催という大きな目標が
各アスリートにプラス効果として現れたのだと思います。
逆転で勝ち取ったメダルのなんと多い事か!!
日本人の諦めない精神力が全て良い結果となり、
全選手に勢いみたいなものがありました。
銀メダルも獲れた!
銀メダルしか獲れなかった!
同じメダルでも意識の違いによってはその価値が全く違います。
☆
今回最も金メダルを期待され、最も有力視された
女子レスリングの【 吉田沙保里 選手 】が銀メダルに終わりました。
彼女はこれまで勝ち過ぎたのだと思います。
どこかで負けておけば、一度自分のプレースタイルを立て直して
一番重要なオリンピックに照準を合わせた調整が出来たかもしれません。
ただ、今後の彼女の人生においては
きっと今回のオリンピックの敗戦がいざという時の原動力になる筈です。
《 ある先生からの教えです 》
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
勝つことで学ぶことと、負けることで学ぶこと。
それぞれに得ることは大きいと思う。
でも人間は、はじめから負けることを考えて努力することはないので
勝つことに大きな意義がある! と思い込みがちである。
しかし、
勝つことが、次の目標に向けての始動であるとするなら、
勝った人は、歩んできた道を振り向くことをしないだろう。
ゆえに、勝ち続けた人は、自分を知らず、弱い。
勝った理由がわかればこその力であり、方向性である。
理由を検証しなければ、それはただの勢いとなり、運となる。
負けることが、恥ずかしいことなら、
負けた人は、歩んできた道を振り返らない。
記憶の淵から消し去りたいだけだ。
負けることが悔しいならば、
負けた人は、歩んできた道を振り返るだろう。
ゆえに、負けた人は自分を知り、強くなろうとする。
負けた理由がわかれば、勝つ理由がわかるのだ。
それは、いつか勝つための道程。
子供には、勝つ喜びより、負ける悔しさをたくさん経験して欲しい。
それは、いつか大人になったときの強さを作る源だと思う。
悔しいとは、頑張った人だけが味わえる特別な感情。
悔しいとは、再び挑戦するというたくましさを生み出す感情。
悔しいとは、負けたからこそわかる感情。
そこには、無限の可能性を生み出すきっかけが宿る。
一度子供に訊いてみるといい。
「オリンピックで2位になった人を見て、ダメな人だなぁと思う?」