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責任のとり方

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当社は比較的一般社員にも権限が委譲されており、ゲリライベントの開催やその対象キャストの選定は…ほぼ、お客様向けメール作成担当に任されております。

もちろん、上司への報告や相談は必要ですが。。。

ビジネスにおいてイベント≒仕掛け

このタイミング間違えて「不発」に終わることもあります。

 

しかし、当社の社長はなかなかに興味深い方で…基本的に「前向き」「攻め」の姿勢であれば「どんどんヤレ」なタイプ。

部下としては非常にありがたい話しです。

 

私が以前いた食品製造会社での事。

そこは、大株主に日本を代表する商社のIT忠商事やS友商事が名を連ねるような会社でした。

世界を股にかけるD社からの依頼でフルーツのコンポート的なもののパックを手がけていた頃の話しです。

繁忙期で受注が集中して、それを何とか人海戦術でこなして…ほっと一息をついた頃。

『内容物が腐敗して、容器が膨張している』との一報が会社に入りました。

そして『全品回収』

いわゆる『食品事故』が発生しました。。。

製造工場はISOを取得していましたので、帳票で全て遡れるのですが……原料、製造工程には特に問題が無く…ほとほと原因が分からないような状況のなか…消去法で…どうやら

・殺菌の加熱ラインに商品が過剰に投入されすぎた

・それが原因で殺菌層の一部で温度低下があった

・殺菌温度が不十分な商品が一部発生し店頭に並んでしまっった

と考えるのが妥当な結論でした。

 

推論ではありますが…報告書をまとめ東京本社に向かう営業・品質管理部長。私の直属の上司でもありました。

彼は報告の結びでこう述べたそうです…「全責任をとって退職します」と。

彼は確実に『解雇』ないし退職は承認されるもの…と思っていたそうです。

しかし…ある取締役が重い口を開いたのです

『それは責任のとり方ではない。自分の責任で発生させた不祥事・事故。これをまずは沈静化させる。再発防止策とその実行を徹底する…それが本来の責任のとり方だ』

と。

 

なるほど確かに。

任された仕事をまっとうする。

その「まっとうする」中には…なにかトラブルや失敗があった時に、それも含めて解決するのが責任という事なんでしょう。

少なくとも、仕事をする中で…なにか失敗やトラブルがあっても命を取られるようは事はありませんし…もっと言えば「責任を取れない程の仕事」は任されないハズです。

もっと、のびのびと…自由闊達に『挑戦』して『失敗』してみましょう!

学びの場が、必ずやそこにあるはずですよ。

 

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