「小さなことからこつこつと」
関西お笑い界の重鎮…西川きよし師匠の座右の銘です。
一読すると…いかにも「謙虚」で「地道」な風情に見えますが、実際はどうなんでしょうか?
かれこれ30年以上前…40歳で漫才師として活躍していた中…
「中学校を出た人間が、高校しか出てない人間が、一生懸命やったらどのぐらいのことができるか、どれぐらいのことしかできないか、やってみたいです。」
と一念発起し参議院選挙に立候補。知名度と…先程の「小さなことからこつこつと」をキャッチフレーズに見事トップ当選。
後18年の議員生活を送りました。
では、彼は本当に「小さなことからこつこつと」を実践していたのでしょうか?
あくまでも私の私感ですが…答えは「否」です。
「小さなことからこつこつと」やりつつ、勝負を仕掛けるべき時にしっかりと勝負に出れた。
そしてその勝負に「勝った」のでしょう。
人生でも仕事でも「いざ勝負!」という場面や、選択を迫られる「岐路」が必ずあります。
「いや、そんな経験ないし…」という方は、正直その場面から「逃げていた」だけではありませんか?
「いざ勝負!」と刀を抜いた以上は…「勝つ」か「負ける」か、「生きる」か「死ぬか」なのです。その時に「小さなことからこつこつと」を実践し、自分自身に必要十分な「力」を蓄えておられた…その結果、西川きよし師匠は政治家としても活躍できた。
多分、きっとそういう事なのでしょう。
「いざ勝負!」の時に、戦える自分であるよう…日々の仕事、生活で自分自信の「力」を蓄えられる人間でありたいものです。