20回目の飽くなき挑戦で手にしたはじめての勝利。世界でも有数の大企業トヨタ自動車でさえも
19回敗北し続けててきました。なぜ勝てなかったのか?これについて豊田章男社長は
「速い車を作るだけではだめ!強いチームと作り上げなければこのレースには勝てない!」
と述べておられました。そうなんです!いくらハードが優れていたとしてもそれを動かしていく
組織が強くなければ全く意味がないのです!トヨタ自動車は『改善』という考え方を大切にしています。
その『改善』を繰り返し、今年の勝利につながったのですが、そこでチームの一人が気づいたこと。
これがまた心を打ちます。
《今年はドキドキが止まりません。ただひたすら改善を重ねてきましたが、それで分かったことは、
改善に終わりはないということでした。それを知ったことがドキドキの原因だと思います。
足りない部分が、まだどこかにあるはず…ゴールの瞬間まで仲間と、もがき続けます。》
凄いと思いませんか?世界一になったというのにその先を見ている。普通の人はできません。
しかし、仕事に終わりが無いものだということは誰しもが知っているはずなんです。
でも、できないんですよね。何故かと言うとゴールを勝手に決めているんです。ないはずのゴールを。
そうすることで納得しようと無理やりしているのでしょうね。でもそれは成長を止めるだけです。
『改善』は前より良くなることであって完璧にすることではありません。終わりはないんです!
改善しながら仕事をする。当たり前ですがこんなに先が見えない事はありません。でも、ゴールが
ないことを知っていれば苦することもないかも知れません。終わりなき旅と思って楽しむほうが
先は見えるのかも知れませんね!