上司が部下に対して『怒る』時は最終的な判断をしてクビを切るときだけだと私は考えています。
『怒る』と『叱る』は似て非なるものです。それはその中心がどこにあるかによります。
『なめてるの?』とか、『なにか不満があるの?』とかという言葉は言っている本人が中心になっています。
これは単に感情をぶつけているだけで単純に機嫌が悪くて『怒っている』だけに過ぎません。
感情のぶつけ合いになったらもう収集は付きません。片方はもう出勤しないでしょう。
感情が高ぶっている時こそ冷静になることが必要です。その中で声を荒げる事はあるでしょうが、
すでに導入が違いますから相手は話をキチンと聞いてくれます。それは話の中心が相手になるからです。
冷静になり、相手の思っていることを引き出しあるいは、何故そうしたのかを問いかけ、
相手の心を把握した上で叱ることが重要です。声を荒げることがあったとしても中心が相手にある限り
いわゆる口論にはなりません。特に上司はココを間違えてしまったら戦力を失い自らの首を絞めることになります。
これは一番つまらないことです。取り返しは効きません。熱い心は持つべきですが冷静さを失ってしまったら
上司としては大きなミスと言わざるを得ません。人間を相手にするこは難しいことなんです。