
上司や先輩から「社会人としての自覚を持て」と叱られた経験はありませんか?
端的に社会人の自覚とは何かということを説明するのには難しいものがありますが、
「自立」や「自己責任」という言葉に紐付いていることは間違いありません。
前者は経済的・精神的に一人前になること(親や親族らに依存しなくても自活できること)を、
後者は自分の行動や人生の選択などについて全責任をとることを意味します。
つまり、社会の一員として自己管理ができ、自己判断で仕事を行えるかどうかが
重要になってくるのです。
社会人としての自覚を持たなければいけない理由とは
新入社員や若手社員の場合、周囲の方々の支えなしに自分だけで
仕事を行うのは非常に難しいことです。
会社では上司や先輩、同僚の、家庭では両親や兄弟、家族の支えがあって
仕事に取り組めるのではないでしょうか。ただ、社会人は、
“お金を払って学ぶ”学生とは異なり、“お金をもらって価値を生み出す”必要があります。
そのため、「自立」や「自己責任」の精神を身につけ、
早いうちに一人前の社会人と周囲に認めてもらうことが重要といえます。
いつまでも誰かに頼って、“おんぶにだっこ”の状態が続くようでは、
かっこいい大人になどなれるわけがありません。
つまり、社会人としての自覚を持つということは、自分の人生を設計し、
自らの力で道を切り開いていける力を身につけること――つまり
“大人になること”に集約されているのです。