デリヘルで働く際に資格は基本的には必要ありません。
乗用車の運転が出来ればヘルプで送迎に出たりして、仕事の幅は広がりますし…運転免許証は身分証明としても万能なので有るに越したことはありません。
ちなみに…私スタッフS…資格らしい資格は、それこそ運転免許と実用英語検定2級、小型貫流ボイラー取扱者、フォークリフト免許…くらいなもんです。
え?運転免許くらいしか役にたっておりませんw
さて…「デリヘル検定」なるものがあるそうです。
一般社団法人ホワイトハンズが実施しており、内容は以下の通りです。
「デリヘル検定」とは、デリバリーヘルス(派遣型性サービス)で働く人のための検定です。
この検定を受検することで、デリヘルで安全に働くために、最低限必要になる法律や歴史の知識、
そして、働く女性の安心と安全を守るための知識を身につけることができます。
これからデリヘルで働こうと思っている人、現在働いている人、
これからデリヘルを開業しようと思っている人は、ぜひ、この検定に挑戦してみてください。
なぜ、デリヘル検定が必要なのか?
デリバリーヘルスをはじめとする性風俗の世界で働くために必要なルールに関する基礎知識は、
これまで一度も、誰にでも学習可能な、体系的な形でまとめられることはありませんでした。
法律に関する知識は、お店も、先輩も、お客さんも、警察も、誰も教えてくれません。
風俗歴の長いベテラン女性でも、風営法における「許可制」と「届出制」の違いすら分からない、
という人は、いくらでもいます。
サービス中の本番行為(性交)が違法であることすら知らずにデリヘルを開業してしまう人、
デリヘルで働き始めてしまう女性もいます。
デリヘル検定は、こうした不幸な状況を打破し、デリヘルを女性の立場、男性客の立場、
経営者の立場、いずれの立場からも「安全な仕事」「安全なサービス」にするために
開始された、日本で初めての検定です。
デリヘル検定で学べること
検定の出題範囲は、「デリヘルに関する法律」「戦後~現在に至るまでの性風俗の歴史」
「働く女性の安心と安全」の3分野です。
それぞれの分野を体系的に学ぶことを通して、デリヘルで働くために必要な知識、
デリヘルを開業するために必要な知識を、効率的に身につけることができます。
1.デリヘルに関する法律(デリヘル六法)
1-1 派遣型性サービス憲章
1-2 派遣型性サービスガイドライン
-1 サービス提供に関するガイドライン
-2 女性の雇用に関するガイドライン
<問題例>
●No.1 風営適正化法
風営適正化法に関連する条例①・・・風俗案内所規制条例
風営適正化法に関連する条例②・・・迷惑防止条例
<問題例>
●No.2 売春防止法
<問題例>
●No.3 児童福祉法
児童福祉法に関連する法律・条例①・・・児童買春・児童ポルノ禁止法
児童福祉法に関連する法律・条例②・・・青少年健全育成条例(淫行条例)
<問題例>
●No.4 刑法(強姦罪、強制わいせつ罪、公然わいせつ罪、わいせつ物頒布罪等)
刑法に関連する法律①・・・DV(配偶者暴力)防止法
刑法に関連する法律②・・・ストーカー規制法
<問題例>
●No.5 暴力団対策法
暴力団対策法に関連する法令・・・出入国及び難民管理法
<問題例>
●No.6 労働基準法
労働基準法に関連する法律①・・・男女雇用機会均等法
労働基準法に関連する法律②・・・特定商取引法
<問題例>
3.性風俗をめぐる法律の歴史
3-1 性風俗をめぐる法律の歴史を学ぶ意義
3-2 風俗行政の起源 ~「風俗」という言葉の由来~
3-3 風俗行政を理解するための3原則
●1.戦前~戦中の時代
●2.戦後~高度経済成長期
<問題例>
●3.1980年代
<問題例>
●4.1990~2000年代
<問題例>
4.働く女性の安心と安全のために
デリヘル検定を受検するメリット
デリヘル検定の学習を行うことで、デリヘルで働く上で必ずぶつかる問題や疑問点、例えば
●「デリヘルの仕事って、具体的にどのようなことをやるの?」
●「なぜ、求人情報には、サービスの具体的な中身が何も書かれていないの?」
●「そもそも『超ソフトサービス!』『日給3万5千円以上!』とかいう求人広告の内容は本当なの?」
●「開業の届出は、どうやってやればいいの?」「行政書士に頼む必要はあるの?」
「自宅で開業できる?」
●「スカウトを使った求人活動は違法なのか?」
●「暴力団対策はどうすればいい?」「みかじめ料を要求されたら、どうすればいいの?」
●「デリへルの求人を行うことは、職業安定法に違反するの?」
●「性風俗に対する法規制の歴史から見ると、これからデリヘル業界はどうなっていくのか?」
などに対する答えを、正しく理解することができます。
そして、デリヘル検定の受検を通して、以下のようなメリットを得ることができます。
1.デリヘルで安全に働くために、最低限必要な法律知識を身につけることができます。
⇒関係する法律や条例を正しく理解することで、デリヘルで働く際に起こりがちな事故、
警察からの指導・摘発、ストーカーや暴力団等のトラブルを未然に防ぐことができます。
2.性風俗の歴史の学習を通して、過去の失敗例や教訓を、体系的に学ぶことができます。
⇒これまでの性風俗業界の変遷、行政による規制の歴史を学ぶことで、
これからの仕事や事業所の経営予測に活かすことができます。
3.デリヘルで働くことへの不安、デリヘルを開業する不安を減らすことができます。
⇒デリヘルの現状を知っていれば、この世界に踏み込む際の不安を事前に解消することができます。
働き始めた後、開業した後も、自信と余裕を持って仕事に臨むことができるでしょう。
4.自分がデリヘルの仕事に「向く」か「向かない」かを、事前に判断することができます。
⇒デリヘルの仕事の詳しい内容や、現場のリアルは、なかなか公の場で語られることがありません。
そのため、知識や理解の無いまま、勢いや思いつきでこの世界に参入したものの、
「こんな世界だとは知らなかった」「こんなはずじゃなかった」「全然稼げないじゃないか」と、
ショックを受ける人、身も心もボロボロに傷ついてしまう人が後を絶ちません。
事前に、デリヘルの現状や問題点、リスクを詳しく学ぶことで、デリヘルに向いていない人に、
「やっぱり働くのはやめよう」「開業するのはやめよう」と考えを改めてもらうことも、
このデリヘル検定の目的の一つです。
なかなこのうような内容を体系的に学ぶ機会はなかなか無いのが正直なところで、私も「ほぅ」と膝を叩いた次第です。
風俗業界をビジネスとして捉えた時、このような学びのチャンスがあるのは非常に有意義と思います。
興味の有る方は是非!