
「働く意味ってなんだろう?」「なぜ働かなくてはいけないんだろう?」
そんな疑問がふと湧いてくることがあります。
生きていくために必死に働いていた時代、
少しでも豊かな暮らしをするために一心不乱に働いていた時代なら考えもしなかった疑問かもしれません。
でも、日本は経済的に豊かになり、職業や生き方も自由に選択できるようになりました。
自分に向いている仕事、自分がやりたい仕事がわからない時、仕事に目的ややり甲斐を見出せない時、
私たちは働くことについてそんな根本的な疑問にぶち当たるような気がします。
仕事とは、お金なのか?
仕事には当然その対価としてお金をもらうという意味があります。
我々はそのお金で生活するわけですから、
「働く=お金」というのは一つの側面であることは間違いありません。
ただし、それだけでないところに悩みのタネがあります。
例えばビルゲイツなど世界の富豪たちはもう生涯使い切れないほどのお金を持っていますが、
それでも精力的に仕事をしています。また、ボランティアやNPOなど働いた報酬が
「お金」としてはあまり入ってこなくてもイキイキと働いている人たちがいます。
彼らにとっては「働く」とは「お金」だけではなさそうです。
どちらかというと「働いた結果であるお金」よりも「働き」そのものに充実感を感じているように見えます。
つまり、働くとは「お金+何か」ということになるのでしょう。
では、「何か」とは何でしょう。「働く意味」を考える人はその「何か」を探しているのかもしれません。