『エビングハウスの忘却曲線(ぼうきゃくきょくせん) 』
って知ってますか? 多分殆どの人が知らない筈ですが・・・
記憶と忘却(忘れるという意味)時間の関係を理解するには、
まず、「エビングハウスの忘却曲線」という、実験結果を知る必要があります。
ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスは、
意味のない3つのアルファベットの羅列(られつ)を、被験者にたくさん覚えさせて、
その記憶がどれくらいのスピードで忘れられていくかを実験し、調べました。
その結果を、グラフ化したのが「エビングハウスの忘却曲線」です。
■記憶を忘れにくくする方法
ただ、「人間は忘れる動物である!」と示しただけでは、何の意味も持たないので、
その結果を利用して、忘れにくくする方法を考えてみましょう。
このグラフは、エビングハウスの忘却曲線に、
定期的な復習をした場合の記憶率を記入したものです。
つまり、「人間は忘れる動物である!」という事は事実だが、
「定期的に復習をすれば、その記憶は確実に定着していく!」
■効率的な復習のタイミングはいつか?
そこで、効率的な復習のタイミングは、
1、覚えた直後に、復習する。(数分間でもOK)
2、1日後に、再度復習する。
3、1週間後に復習する。
4、2週間後に復習する。
5、1ヵ月後に復習する。
(多くの人は、覚えた直後の復習をしていない)
つまり、完全に忘れないうちに、そして、簡単に記憶がよみがえるうちに、
ササッと短時間で復習することが、効率的な記憶法になるのです。









