■する前から、あきらめてしまう
　「する前から、あきらめてしまう」こんな経験ありませんか。用事があって話かけたいけれど、忙しそうで、「今は話すと迷惑になってしまうから、やめておこう」と考えて、自分ひとりで、抱えてしまう。１人で何とかしようとして、空回りしてしまうことも多いのではないでしょうか。
　

このようなとき、あなた一人の力量は、ほんのわずかです。要件があって、話す前から、「多分、今は、やめておこう」と自分の中で答えを出して解決しています。この時点で、聞くことが出来る気持ちがあれば、自分ひとりで抱え込まずに済みます。
　

このようなとき、大事な心持ちは、「恥ずかしい」と思わないことです。周囲の目が気になり、恥ずかしい気持ちになることもあります。しかし、この恥ずかしい気持ちは、最初だけです。一度、聞いてしまえば、それはあなたのもの。経験として蓄えられるのです。冷たい視線で見られること、鼻で笑われることがないとも言えません。しかしそれでも、する前からあきらめてしまっていては、解決の糸口は見えてきません。誰でも、最初は恥ずかしい気持ちでいっぱいです。それを、何回も繰り返しすることで、自信は付くものです。

■なかなか、決められずに悩んでしまう
　仕事や恋愛、進路、夢と人生では、選択の連続です。選んだものが間違っていたら、と考えると、先に進むことができないときもあります。そのようなとき、自分に信念のある選択の仕方があれば、自信をもって行動することができます。
　

選択するには、まず、自分にとって価値あることを知ることです。あなたが今まで、経験してきたことを思い出したとき、「成功したこと、失敗したこと」があると思います。失敗したことは、「また次も失敗するんじゃないか」と不安が募ります。最初から出来ないと思ってしまい、ネガティブになります。しかし、その失敗は、次に成功するための経験値と考え方を変えたら印象が変わります。要は、考え方を変えることです。
　

なかなか、決断できないことも、優柔不断と取られてしまえば、それきりです。それを、真剣に考えることができると変えると、とらえ方が変わります。一見、ネガティブに見えることであっても、見方を変えて、違う角度から見れば、成長できるポイントにもなります。

 

　「決断力がない」ということは、今まで経験したこと、ないことを全てまとめて迷っていることです。その不安は、わからないからくるものなのか、失敗からくるのかを考えることです。「失敗は成功のもと」という、ことわざもあります。その経験こそがあなたの財産なのです。

■遠慮して、本当のことを伝えられない
　「どうして、あの時に言うことが出来なかったのだろう」と、感じることもあります。話すつもりでいたはずなのが、言えずに遠慮してしまうことです。その場の空気を読んで、言わないでいたことや忙しそうで、言わない方がいいとしたことがありますね。日頃はしている日常の会話の中では、いろいろな情報を発しているのに、大事なことを伝えられないことがあるのは、断られることを恐れる気持ちがあるからです。
　

一度、失敗したら、次もまた失敗するだろうといネガティブな考え方が悪循環を生んでしまうことがあります。抱え込んだ気持ちを持っていては、自分自身が追い詰められて、ストレスがたまってしまいます。その負担を抑えるためにも、断れること、失敗する覚悟で、強気な姿勢でいなければなりません。その気持ちが、行動力を上げることにつながるのです。
　

失敗するかもしれないという不安の気持ちを、なくすことは難しいことです。考え方を変えることや、習慣を少しだけ変化させることで、新たな一面が見えることがあります。失敗をしても、どうして失敗したか、どうしたら次、失敗しないかといったことも大切です。しかし、失敗しても、「どうせ、できない」と諦めないことです。
　

失敗は、次に成功させるための経験値といったポジティブに考え方を変えることが大切です。自信を持つためには、多くのことを経験して、身につけなければ手に入れられないです。そのために大切なことで、行動することがあります。考えるだけではなくて、まずは行動することで、経験することです。
　

それが、あなた自身の、心の安定につながるための第一歩となっているのです。