得意分野があると自分の進むべき道が
より明確になって物事へ取り組む姿勢がより前向きになり
楽しく出来るようになります。
たくさんのことを試すと、その経験から「自分は何が得意で何が得意でないのか」
のフィードバックループが形成されます。
その過程は、何かに身を任せるのに似ているかもしれません。
でも、得意分野を尋ねられてその場で答えられなくても、
肩を落とすことはありません。
あなたにそれができないということではないのです。
その答えを見つけ出すには、長い経験が必要です。
ただ、得意なことは何でもいいと考えるのはよくありません。
胸の奥深くに聞いて、瞬時に答えを出せるくらい
達観できている人はそう多くいません。
コロンブスは「陸が見えるかい?」と問い続けた
彼は、何かがありそうな方向に船を動かしました。
毎日地平線を眺めては「陸が見えるかい?」と自分に問いかけたそうです。
何も結果を得られない日々が何日も続きました。
しかしある朝、起きてみると遠くに海岸線が見えたのです。
そして、彼はそれに向かって一直線に船を進めました。
得意分野を見つけるということは、
このように未踏の海で陸を見つけるようなものです。
長距離を旅し、常に陸を探そうとしてみてください。
それを見つけたときは、まっすぐにそれに向かって進み、
海図を描いてみてください。