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トイレの我慢しすぎで膀胱炎は間違い?

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働く女性の中には、会議や移動で忙しい日中、ついトイレを我慢してしまう……なんて人もいるのでは? 特に女性だと、なかなか離席することを言い出しにくいこともありますよね。やっぱり、トイレを我慢しすぎるのって、体に良くないことなんでしょうか?
トイレを我慢するのがクセになっていたり、もともとトイレに行く回数が少なかったりと、1日の排尿回数が3回以下の人は要注意!
「いえ、トイレを我慢すること自体は、そんなに悪いことではないんですよ。尿意を抑える際には“骨盤底筋”を収縮させますが、そこに力を入れること自体は、筋肉の適度なトレーニングにもなり、産後の尿漏れなどを防ぐことにも繋がります。ただ、1日の適切な排尿回数である4~8回の範囲内より少ない場合は要注意。尿を我慢すると、交感神経が緊張して、血圧が上昇した状態になります。その時、長く我慢していた尿を一気に排出すると、急に副交感神経が優位になって血圧が急激に下がり、めまいや立ちくらみを起こすこともあるんです」と答えてくれたのは、横浜元町の女性医療クリニック・LUNAグループの理事長で、泌尿器のスペシャリストでもある関口由紀先生。

でも、よく“トイレを我慢しすぎると膀胱炎になる”っていいますよね? これって、尿を我慢すること自体が、体に悪いからだと思っていました。

「それは正確に言うと間違いで、『トイレを頻繁に我慢しなければいけないようなストレスの多い状態に、あまり長く身を置いてはいけない』というのが正解です。女性は尿道口が膣や肛門と近いですし、尿道も男性と比べて短いので、膀胱炎の原因となる雑菌が入りやすいのは確か。でも、もともと膀胱粘膜には細菌に対する防御力が備わっているので、すぐに炎症を起こしたりはしません。ただ、ストレスや過労などで体の免疫力が低下してしまうと、細菌が増殖・感染し、膀胱炎を発症するのです」

なるほど。トイレを我慢する行為そのものというより、“トイレに行けないほど忙しくて、ストレスや疲れがたまってしまうこと”が問題というわけなんですね。

「そうです。こうしたストレス状態が続くと、膀胱炎につながる免疫力の低下だけでなく、自律神経の失調やホルモンバランスにも影響し、生理周期が乱れたり、子宮内膜症などの痛みがひどくなったりすることも。そういう意味では、ストレスがたまりやすい状況は、できるだけ改善した方がいいと言えますね」

また、“トイレに頻繁に行くのが嫌だから”とあまり水分を摂りたがらない人がいますが、それは問題だそう。

「尿が濃縮し、溶けきらなかった物質が結石の核になってしまうので、尿路結石を発症してしまう危険があります。特に夏場は汗もかくので、トイレの回数を気にせず、しっかり1日2リットルくらいは水分を摂りましょう」

「回数が少ないかも?」という人は、時間を意識して、前の排尿から6時間ほど経っていたら、トイレに行ってみる必要があるそう。職種や状況によっては難しいこともあるかもしれませんが、我慢しすぎてカラダに影響が出てしまうのは考えもの。最低でも1日4~5回はトイレに行くよう気をつけたいですね。

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