社会人男性にとって、毎日の身だしなみとして欠かせないのがシェービング。そしてもちろんそれは、「ただ剃ればいい」というものではない。とりあえずシェービングはしたものの、肌がガサガサになっていたり(出血していたり…)、剃り残しがあったりしては、オトナの身だしなみとして失格! では、具体的にはどのようなポイントに気をつければいいのか、そして失敗しないのか。
まず、やっぱり気になるシェービングによる「肌トラブル」について。そもそもオトコの肌は、シェービングによるトラブルに見舞われやすいものなんですか?
「男性の肌トラブルには内的要因と外的要因があります。脂性や乾燥肌などの内的要因は皮脂の分泌量によるところが大きく、一方、外的要因の多くはシェービングによるものです。女性のように…とまでは言わないまでも、シェービングの後に保湿クリームを塗るなどして、肌を常に整った状態にするよう心がけてください。日ごろから肌ケアに意識が向いていると、肌の悩みやトラブルを回避できるようになりますよ」
なるほど、やはり外的要因の多くはシェービングによるものなんですね。軽く考えていました…。では、気になるのが「肌にやさしい」シェービングの方法なのですが、どのようなことに気をつかって行えばよいのでしょうか?
「肌は曲面部分ほどケアが難しく、トラブルが起こりやすいもの。そしてやはり、その原因のひとつとして日々のシェービングが挙げられます。時間がない朝、急いで剃ったり、力を入れて何度もこすってしまったり…。上手く剃れないからと摩擦や押しつけを繰り返し、肌へのダメージを悪化させていることも。それこそ30代、40代の男性でも、上手くシェービングができていない人はかなりいます」
やはり、ガシガシと強くシェーバーをこすり付けるのはNGということのようだ。でも分かってはいるものの、深剃りがしたくてついつい強く押し当ててしまいがち…。だが、谷先生いわく、正しい剃り方や正しいシェーバー選びで、そんな悩みや失敗も解消できるとのこと。
「剃り残しを避けるためには、短時間で効率的に“少ない圧”で剃ることが大切です。自分の顔の『どの部位にどの程度のヒゲが生えているのか』を把握しながら、肌を伸ばして凹凸を軽減しながら剃るようにしましょう。また、剃り残しのないクリアな肌の維持には“自然に密着してくれる”シェーバーを選んで、『肌へのやさしさ』と『スムーズな深剃り』を心がけましょう」