赤い彗星こと東福岡は17年ぶりの優勝と高校総体との2冠をかけ、
一方の國學院久我山は初の決勝進出、初優勝をかけての戦い。
勝敗は予想通りだったが、5点の差がつくとは思わなかった。
東福岡が圧倒した。
久我山は、サイド攻撃の無いチーム、、、
東福岡のディフェンダーはピンチになるとゴールエリアの中で数的有利を作り、手堅く守った。
久我山は、これまで10番と14番の連携で相手ディフェンスを崩し得点してきたが、、、
14番は東福岡のディフェンダーに徹底マークされ、二人の連携は遮断された。
美しいパスサッカーは、東福岡の鉄壁なディフェンスの前に崩れ去った。
また、東福岡は運動量が落ちなかったし、決定的なチャンスは全て物にした。
強い、、、、東福岡は日本一厳しい練習をしてきたんだろうなぁ、、そのプロセスが透けて見える。
久我山も頑張った、、、10番は最後まで1点を取るために走っていた。
立派だったと思う。
後半に入ってポゼッションは久我山。
しかし、奪ってから素早くゴールに向かう東福岡。
開始早々にゴールまで約23mの位置でFKを得ると、トリックプレーで中村が追加点!
さらに22分には餅山がループで決め、25分には右サイドからの折り返しを餅山でスルー、その後方に走りこんできた藤川が蹴り込み4点目。
35分には中村が見事なシュートを決め、ダメを押した!
久我山も何度か東福岡ゴールに迫るが東福岡の身体を張ったディフェンスに阻まれた!
ボールをつないで展開するものの、パスミスや東福岡のチェックもあり、奪われ反撃を喰らうこともしばしば。
東福岡の選手は、久我山がボールを持つとボールホルダーに対し、2人で挟み込み、ボールを奪うことが徹底。
東福岡はサイドに広がりピッチを大きく使い、崩す攻撃とともに、中盤でボールを奪うと縦へ縦へと前線へ放り込みFWを走らす攻撃を使い分けていた。
やはりいくらボールを回せても(キープできても)、得点につながらないと勝てない。東福岡の選手達はゴールに向かう気持ち・意識が高かったと感じた。
國學院久我山も成立学園との東京都大会準決勝、そして決勝の帝京戦は延長PKでの勝利と苦しみながら勝ち進んだ。
選手権でも広島皆見との1回戦から試合を重ねるごとに良くなってきた感はあるが、初の決勝というプレッシャーもあったかも知れませんが、赤い彗星が1枚も2枚も上だった。
17年ぶり、そして夏冬連覇の東福岡、優勝おめでとうございます。
こんな言葉があります
一流の男になる為に、
過程に拘るのは二流
結果に拘る男は一流!