昨日は奮発してクラブW杯を観戦してきました。

バルセロナの優勝で幕を閉じたクラブＷ杯。世界トップレベルのプレーを間近で見ることができる貴重な機会だった。広島は開催国枠として参加し、3位となった。色々雑感を書いていく。

ＭＳＮ

Ｍ・・・メッシ

Ｓ・・・スアレス

Ｎ・・・ネイマール

やっぱりというか、当然というか、バルセロナがリバープレートを圧倒した。

いくらバルサとはいえ、相手は南米の名門チーム、リバープレート。

手に汗握る内容を期待したが、バルセロナに多彩な攻撃を見せつけられた。

簡単にパスを回していて、だれにでもできそうなプレーだが・・・

バルサ＝現代サッカーの理想

なのかな？

パスを回し、相手の隙を突き、そして、決めるべきシュートを確実にゴールする。

単純なようで奥が深い。

残念ながらリーベルでは役不足でしたね。レベルが違いました。
バルサの選手のボールをもらう動きは正に別次元。
メッシ、ネイマールが密集のなかドリブル突破を図る際のボールの位置、体に近いです。
日本のクラブがこのレベルにくるのは未来永劫ないといってもいいくらい遠いです・・・

まず、バルサについては前線の迫力は世界トップにあることは間違いない。
しかも史上最強との噂も！

一方で前の3人は攻撃に特化しているが、守備は悪くない。ディフェンスの選手が広いエリアをカバーできる。バルサの攻撃にピックアップされがちだけど、守備の部分も見ていくと面白い。攻撃は才能だけど、守備は個人の能力に加え、組織で補える部分がある。どこに着目するかで見方も変わってくる。

ただ、バルサが完璧だったとは思わなかった。リーベルがハイプレスをしつこくかけてきたこともあって、ビルドアップでのミスが多かった。そこからのショートカウンターでピンチもあった。

つなぐチームは引くなり、プレスをかけるなりして対応することが単純に考えられる。前者はバルサにとってはあまり有効だとは思わなかった。

スペースがなくても局面を打開できるパワー、さらにはエキストラキッカーを構えているのでボールを高い位置まで運ばせるというのは有効な手段ではない。後者は90分の継続性に問題が出てくる。物理的に90分間ハイテンションでプレスをかけ続けるのは不可能、ペース配分を考えないといけない。リーベルはそこへのマネジメントは終盤を見る限り悪くなかったように思う。ただ、スコアは0－3。局面での力の差はあったように感じる。

続いて広島について。広州を破った。相手に嫌なイメージを与えたのは間違いない。

ただ、広島は厳しいコンディション状況下、怪我人も多く、この試合は罰ゲームではないかと思っていた。

しかし、アドレナリンが出た状況だったのだろうか、普段リーグ戦で出ない選手が活躍するなど、乗り切ることができた。お互い手の内をあまり知らないままに対戦し、組織性やセットプレーのパターンなど分析されていない部分もあったが、胸を張れる内容だったと思う。

ただ、これが成果として現れるのは来シーズンになると思う。広島は育てながら勝つということを実践している。

しかしながら、選手の出場機会に大きな変化があったとはいえない。むしろ台頭してきたのは移籍選手。有力な大卒新人、ユース出身者がいるものの、今季新たに出てきたといえるのはスーパーサブの浅野くらい。競争心をあおって最終的に勝ったのはベテランや移籍組といった実績のある選手たち。

おそらく、今季主軸として回していた選手だけでは来季は回らないだろう。そこで、必然的に若い選手にもチャンスが来る。そこで結果を出せるか。やはり、主力じゃないから勝てないという状況だったら、今大会で3位になれたのはまぐれと言われても仕方ないだろう。若い選手には悪いとき、できないときにどうまとめるか。いいときは誰でもいいプレーができるし、得意なプレーは誰でも人に負けない力をもっている。でも、悪いとき、苦手なことにどれだけまとめられるか。だから、実績のある選手に後塵を拝してしまう。それを破るきっかけになれば幸いかと思う。

間があまり空いていなくて、もう少しいいコンディションでいい試合を見たかったとは思うけど、決勝は十分楽しませてもらった。面白い試合だと見たくなる。面白くても見てもらえるとは限らないけど、実際のところ、サッカーを見てもらうことを考えると決して悪い企画ではない。

もちろん目当てはバルセロナですが、準決勝ではメッシ、ネイマールが欠場だったので
決勝も欠場だったらと心配でしたが、無事MSNそろい踏みして良かったです。
至福の時を過ごせました。